BEAT日記


8月25日。

本陣・先遣隊が夏合宿スタート。この日私は夜勤明けで昼間は爆睡していた。
台風の速度は依然5ノット(10キロ程度)である。無事に27日に行けると安心していた。
しかし、26日の未明に事態が急変する。台風が進行速度を時速15〜20キロへと上げ出した。
後から考えると、その頃に先遣隊の諸君等は海でお小水をぶちまけていたようで、
やはり小豆島の神「小豆神様」がお怒りになられた結果だったのではないかと思った。
また、この日にフライング事件が起こり、今回の合宿が前代未聞の展開を見せていったそうだ。


8月26日。

台風の速度が15〜20キロを保ったまま北上していた。
私は以前から台風に対して厳戒態勢を敷き、一人会議をしていた。
自分の中で設置していた「小豆島上陸作戦」「対台風緊急対策室」(メンバーは私一人)の結論により
26日の午後6時までに27日のフェリー航行が不可能になると判断された場合は、
単身前乗りしてやろうと計画していた。が、何とかいけると判断して予定通り27日出発を決めた。
また、この日も盛り上がって全員で海に行ったようだが、私から見れば、それもフライングである。
全員フライングしている。私のカバンにも酒をバカみたいに詰め込んで欲しいものだと思った。


8月27日。

朝6時過ぎ。ついに小豆島に向けて出発。電車では「くるり(シングルばっかり)」
徒歩では「NUMBER GIRL(SAPPUKEI)」フェリーでは「BEACH BOYS(個人的ベスト)」を聴き、
小豆島バスでは「奥田民生(股旅)」を聞いてテンションを上げに上げて、昼13時直前に合宿場に到着。
ちなみに、フェリーでは一時間半ずっと甲板の上で直射日光を浴びていた。
タイマーショットで、自分の写真を撮ったり、非常に虚しい事をして楽しむ。それはそれで良かった。
そして即、海岸へ赴く。俺だけ初海だった。2時間遊んで、そこから晩御飯まで連チャンで練習スタジオ。
クタクタになって晩飯。その際に、ツナミくん(仮)が病院から帰ってきて、謝る。
話によると、初日に男子が酒で狂い、ツナミくん(仮)は一人路傍の果てでぶっ倒れて爆睡。
警察に保護されて、小豆島の病院に入院させられていたらしい。
夜10時過ぎから、次世代幹部候補による予備会合が開かれた。ほとんど何も決まらなかった。
その後2回生だけで風呂に入った。私は、浴槽に優雅に立つ女神の像に見とれた。
この日、私はチューハイを2缶空けて、結構早めに寝た。みんなが結構疲れていて、個人的にはホノボノした。

写真(1)西部海岸の気分
 独り、フェリーの甲板で
 約一時間半ダラダラし続けた。
 ビーチボーイズ聞きながら、
 出発前に買ったキャスターを
 吹かしながら瀬戸の海を堪能。
 一人旅っちゅうのは、非常に
 楽しい、と言う事を体感した。
 次の合宿も独りで行こうかな。
 とか、マジで考えたりした。
           (撮影・BEAT)

8月28日。

食っちゃ寝×2な1日である。朝食って寝て、KISSのスタジオ入って、昼ハヤシライス食べて、
もっかいKISSやって、部屋戻って寝て、極東最前線のスタジオ入って、寝て、晩飯食って、連チャンでスタジオ。
25日と26日に何があったのかって言うのを、徐々に教えてもらった。この日の夜半頃にようやく先遣隊との
テンションの足並みが揃った感じがした。明日のライブのステージテーブルをバンドの名前をジャンジャン変えつつも
書き上げる。個人的に気に入ったバンド名は「天婦羅キッスカーニバル(KISS)」と「ひつまぶし(I WISH)」と
「Yum!Yum!オレンヂレンチ〜アッハー 何かいい感じ〜(ヤムヤムオレンジ)」と「The COCK DO-DOL-DO-DO(Cocco)」
また、先輩らと、強風を体感する。シャドウさんが強風を浴びて「AKIRA」にでてくる鉄男みたいになっていた。
あと彼女に「強風浴びてたら髪の毛抜けるから早く部屋の中に入れ」と愛の篭った皮肉でもって注意されていた。
非常に、微笑ましい心温まる光景を目の当たりにして、私はちょっとセンチメンタルになった。
この日の風呂場で、私は生まれて初めて、納涼●●●祭を経験した。非常に涼しくなった。
夜は結構な酒を消費した。酩酊した。一番盛り上がっている部屋には行かなかった。一人酩酊した。

写真(2)項垂れる宇治っ子
 この日の朝に撮影された写真。
 我が愛機はリアフロントがメイン。
 抱いているのは弾き語りユニット
 極東最前線の相方、Sウエム氏。
 京都南部に住む彼は、何故か
 恍惚の表情で項垂れている。
 トルネードのフィンガーガードの
 下部にある、のはBMのマーク。
           (撮影・ドンさん)

8月29日。

は夏合宿総決算ライブ。法事でライブが一時間ずれると言う不思議な事件も起こりつつ、
ライブ自体は非常にホノボノと行なわれた。ああいうライブもたまに在るべきであろうと思った。
ライブの途中で30日フェリー全便欠航が発表された。またライブ後の打ち上げで、以後の打ち合わせ。
そしてバンド人気投票発表。一位は「SUCK 桜木(TAK松本のGO FURTHERをやった)」
その他には「フラワーカンパニーズ」やら「リバティーンズ」「ゴイステ」「ナンバーガール」などが食い込む。
個人的に嬉しかったというか可笑しかったのは私とSウエム(仮)による弾き語り「極東最前線〜娘心と秋の空ツアー〜」が
何でか一票獲得していた事だ。今後やっていこうと思った。
打ち上げ後には近くにあるオリーブ温泉に合宿場のバスで行った。
毎年恒例の女風呂事件だが、今年は何事もなく終了した。もっと面白い事になればいいのにと傍観していたが、
特に何もなく終わった。満月だった。海岸線を歩いて帰った。満潮が重なってか、どえらい事になっていた。
この日は相当の酒を消費した。ナポ山ママがオリジナルリキュールを作ってくれた。
打ち上げではチューハイ2缶とビール一瓶。温泉から帰ってきてからはチューハイ4缶とオリジナルリキュールを数杯。
バーッと飲んで、ボカーッと寝た。最後のほうはあんまり覚えていない。

写真(3)やしき たかじん師匠
 知らない間に、撮られた一枚
 オレよりも、ドンちゃん(仮)が
 撮影した写真の方が多い。
 知らない間に色んなモンを、
 彼はバンバン私のデジカメに
 収めて行った。ヨン様激似の
 先輩のワンショットもあるが、
 公表したら多分、殺されるので
 残念ながらアップ出来ない。
           (撮影・ドンさん)

8月30日。

帰れずという事で、ダラダラとした1日を過ごす事になった。朝はとにかく寝て過ごす。
昼からは99のオールナイトの鑑賞会とかイースタンユースのアルバムを聞いた。
気が付くとSウエムがオネムモードになり、他の部屋でギタリストが集まりギターフェスティバルが
繰り広げられていたので、私は一人でエレキギターを袋に詰めて、暴風の中、スタジオに向った。
Fスタジオでは飛んでるガールが個人練習を凹みつつ行なっていた。
そして何やかんやでセッションし損ねた私は一人Eスタへ。やたらと電飾類がチカチカしていた。
それも全ての電灯が同じタイミングでチカチカ。エアコンもやたらとギシギシと音を放つ。
エアコンの向こうから壁を叩くような音。私は変な涼しさを感じつつ一人でギターを弾きまくっていた。
飛んでるガールのテンションの低さに対するやるせなさと被害妄想、
他の皆にセッションを拒まれたショックに対する、一種の怒りと憤りをギターにぶっつけまくっていた。
Fスタから部屋に戻る飛んでるガールは私がいるEスタの扉の前で、私と、もう一人分の靴を見た。
そして誰か分からんがドラマーと私が二人で練習しているのを、スタジオの扉にあるのぞき窓から目撃する。
しかし、その時私は一人でやるせなさと一種の怒りと憤りをぶちまけている最中。要するに私は知らないうちに幽霊と、
やり損なったセッションをちゃんと果たしていたのだった。幽霊が私の寂しさに応答してくれたのだろうか。
部屋に帰って、そんな事実を知らされた後に晩飯を食う。みんなが晩飯直後から、酒をフライング気味に飲む。
初日に行われたというコント「おいはぎ」がムービー仕立てとなって甦る。全員面白い人間ばかりなので、
とても素人とは思えないアドリブコントが完成した。女子の部屋では「シランペ〜」の合言葉でJET(オーストラリアのバンド)祭。
先ほどコントを撮り終えたばかりの宇治田原ボーイと小さいコンビネーションを見せる。
女子の部屋でオクユへのどっきりがあり、コーシマンによる夜這いコントが行なわれる。おそらく半分本気である。
また、宇治田原ボーイとナンバーガールをノリノリで歌っていたら、Mr.Dに蹴られ倒す。
こちらも、酒残量の少なさから無理やり酔っ払ったフリをしているので、ベロ酔いへ向うグッサンソンを扇情するべく、
騒ぎまくってやった。何やかんやしているうちに、部長チンは酒がない!と凹みつつ一人、寝た。
気が付くと両津カンキチみたいな眉毛を書かれたDとドンちゃんがいた。ドンちゃんに至っては、額に「肉」。
ナポ山ママらとの大富豪で負けて、罰ゲーム(パンツで廊下を奔走しつつ「●●●がデタゾ」)をして本気で凹む。
というか、飛んでるガールに変態と言われて、久しぶりに死のうかと思う。
そして、台風が過ぎ去りし風景を鑑賞する。小豆島の微妙な壊滅を目の当たりにした。
部屋に戻り、男子諸君と適当に話をしていると、停電が発生する。そして再び程度に話して、寝る。色んな夢を見る。

写真(4)Fスタジオの床
 この写真は、極東最前線の
 スタジオ練習の時に撮れてた
 謎の一枚。何で撮ったんだろう?
 ちなみに下に見えるケーブルは
 私のギターシールドである。
 VOX社製の良い商品である。
 勢い任せで、合宿前日に購入。
 気のせいかも知らんが、やはり
 高音が 映えるような気がする。
           (撮影・BEAT)

8月31日。

9時半に起きて、部屋を片して11時半に合宿場を後にした。フェリーでダラダラして、一服する。
穏やかな海を見ながら、2004年の夏が終わっていくのを「OMOIDE IN MY HEAD」「センチメンタル過剰」などを聞きつつ実感。
とてつもなくセンチメンタルな精神状態に陥り、泣きそうになって甲板へ回避する。
このまま一人で家に帰るのは、あまりにも惜しいと決断して、ラーメン食いにわざわざ京都へ行く事を決める。
京都に到着して、ラーメンを食らう。久しぶりの外食に心は躍った。しかも、有線か何かで、空耳アワーの閉めのジングルを、
フルコーラスで聞くことが出来た。奇跡に近い体験である。「合宿は最後の最後まで何が起こるか分からない」と
改めて今年の「伝説的な合宿」の凄さと驚異を実感した。その後、ヴォルチェとかいうオシャレなカッフェに。
9時過ぎまでヒトシキリ喋り尽くして、久しぶりにJR新快速で帰宅。夜、ひとりでギターを抱き締めつつ聴くNUMBER GIRLの
2NDアルバム「SAPPUKEI」はとにかく私の心を揺さぶった。勝手にテンション上がりちぎる。
尼崎に到着して、合宿へ向う途中に買ったキャスターを、購入4日目にして空けて、合宿と夏にサヨナラする。
この瞬間から、私の中では2004年の後半戦がスタートした。心機一転。ライブ・幹部・単位。精進していこうと誓った。
そして、私は帰宅してテンションが上がったまま。NUMBER GIRLのライブヴィデオをまるまる一本鑑賞。
オリジナルバンドへの意欲をさらに高めて、就寝した。
翌日、2004年の後半戦初日に、私はヤクザに追われる夢を見た。
最低の目覚めでもって、2004年の秋の扉が開かれた。

 

写真(5)起死快晴
 台風一過。非常に晴渡っている。
 部屋の片付けを済ましてこっそり
 外に出て撮影。海草やら流木やら
 カニやらタイヤやらが堤防を越え
 見事に打ち上げられている図。
 よくよく考えてみたらば、今回の
 合宿の写真に自分が一枚しか
 写っていない。しかもタイマーで
 自分自身で撮ったもののみ。
 何か、非常に淋しいキブンである…
           (撮影・BEAT)